TAKUROMANが立川のイベントに登場
TAKUROMANは、1月31日、立川Green Springsで開催したイベント「Tachikawa Twinkle Garden」にてライブペインティングを披露しました。
当日の点灯式では、立川市に自身がプロデュースするスケートリンク「MAO RINK(マオリンク)」がオープンした浅田真央さんも訪れたこともあり、多くの人で賑わいました。
多摩地域の魅力をライブペイントで伝える
TAKUROMANは多摩地域の魅力をアートで伝えるため、ライブペインティングにより作品を制作。制作過程はプロジェクションマッピングにより、立川ステージガーデンの建物に映し出され、多くの人が見守る中、作品が完成しました。
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ライブペイントアート作品の制作意図
以下のナレーションの後、ライブペイントが始まりました。
人々をつないできた多摩川、動物たちが暮らす豊かな自然環境、そして地域と人類の未来。
これらを一枚の絵に込め、13分間で描き上げます。時間内に完成するのか、ぜひ最後まで見届けてください。
最初、小さな円がいくつも現れます。
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次にそれぞれの円の中に顔のようなものが描かれました。
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複数の円は線でつながれていきます。
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川は人と人、地域と地域を結んできました。
人の暮らし方はそれぞれ違います。線は川であり、生き方でもあるのです。
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やがて、点と点はつながり線になり、線の中に色が生まれ、面になりました。
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稲穂や草を連想させる線が描かれました。
多摩川の豊かな水資源は農業を発展させ、地域に恵みをもたらしました。
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このように描いている画面がプロジェクションマッピングの大画面に映し出されました。
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山のような形状が描かれました。奥多摩には自然美にあふれる山々があります。
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多摩地域にゆかりのある動物、ニホンカモシカが描かれました。
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こちらも多摩地域で除草の際、助けとなる山羊が描かれました。
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多摩地域には色とりどりの木々が生い茂ります。
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春、夏、秋、冬。それぞれの色に変わっていきます。ライブペイントでこのシーンを描く時、ファミリーで観ていたお子さんたちが「あっ、季節で色が変わってる?」と大きな声で話していたのが印象的でした。意図が伝わってよかったです。
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自然の景色を描いた複数の層が融合しました。
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時々振り返って、プロジェクションマッピング画面にどんなふうに映っているか確認しました。
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次に、大きな川とビル群が描かれました。ビル群はピアノの鍵盤に見立てられ、自然と都市とのハーモニーが表現されています。
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突然現れた大きな二つの目。人間の暮らしに好奇心を感じて迷い込んでしまったのでしょうか。その大きな目で何を見ていたのでしょう。
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アザラシは川を下ってきます。大丈夫なのでしょうか。
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迷い込んだかわいいアザラシを人々はヒヤヒヤしながら見守っています。しかし、よほどのことがなければ決して触れてはならないのです。人と自然との距離感とはそれほどまでに繊細なものなのです。
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新たにもう一匹のアザラシが迷い込んできました。のアザラシはAIの海で生まれたようです。(事前にAIでアスキーアートの画像生成していたもの)このアザラシは一体何を意味するのか?
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AIのアザラシは迷い込んだアザラシの隣で泳ぐようになりました。アザラシは一人ではなくなりました。
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ライブペイントの制作過程の全ての層が融合し、ひとつの絵になり完成しました。多摩地域の豊かな自然や歴史が時間を超えて一体となったのです。迷い込んだアザラシは無事に海に帰れたでしょうか。アザラシを見守っていた人々の記憶には何が残っているのでしょうか。多摩地域で育んできた自然と人との共生。今後はAIをはじめとする先端技術との共生により、未来へと発展していくのでしょう。
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描き終えた後、TAKUROMANは以下のようにご説明しました。
ご覧いただき、ありがとうございました。作品の意図についてご説明します。
いくつもの円で人や地域を表現し、それらを川をイメージした線でつなぎました。そこに稲穂や植物の模様を加え、点が線になり、さらに面へと広がる地域の恵みを描き出しました。
山に加えてカモシカや山羊といった多摩地域で関わりの深い動物たちを描き、ピアノの鍵盤に見立てたビル群で自然と人間の調和を示しました。
川に迷い込んだアザラシは、人と自然の接点を象徴しています。これは他の種を優しく見守る姿勢や、人と自然の距離感の大切さを意図しました。
また、AIで生成したアスキーアートのアザラシは、多摩地域が育んできた自然と人の共生に加え、未来における人とAIの共生も暗示しています。
これらの要素を重ね合わせ、多摩地域の豊かさとその未来への可能性を表現しました。
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以上が作品意図となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
当日のライブペイントの様子およびイベントについては、こちらの記事もご覧ください。
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